FX(Foreign Exchange)初心者入門⑥Lotを分かりやすく解説

FX

はじめに

このブログは投資や為替取引を推奨するものではなく、解説を目的としています。

投資や取引を推奨するものではありません。

日本証券業協会の自己責任原則も合わせてお読みください。


 

前回の初心者入門⑤では、「pips」について解説しました。

「pips(ピップス)」とは、為替が変動する最小単位でしたね。

今回は「Lot(ロット)」について解説していきましょう♪

1.Lot(ロット)とは?

Lotは、通貨量の単位になります。

もともとは製造業の用語で、「生産・販売に最小単位」という意味で使用されていたものがFXでも用いられるようになりました。

FX取引では、Lotで注文数を決め、外貨を売り買いします。

1Lotあたりの取引数量はFX会社によって異なります。

1Lotが10,000通貨のFX会社もあれば、100,000通貨のFX会社もあります。

ズーちゃん

どうして1万通貨、10万通貨単位って数えないのかな。

虎

そうだよね、どうしてわざわざ「Lot」にしなくちゃいけないのかな。

取引時の手間の省略や、注文時の桁数の多さによるミスの発生を未然に防ぐためです。

FX取引では、1万通貨単位などの、まとまった額の取引が行われる傾向にあります。

「Lot」という単位がなかった場合、注文時に1,000通貨や10,000通貨と、数字で入力しなければならなくなります。

そうすると、ゼロを一つ間違えただけで致命的なミスになってしまいます。

Lotを使えば、「0.1Lot」「1Lot」と、注文するときに桁数が減るので、ミスが起こるにくくなります。

2.1Lotはいくらになる?

1Lotがいくらになるかは、取引する通貨ペアによって異なります。

ドル円(USD/JPY)ならば、1Lotは1万ドルになります。

ユーロ円(EUR/JPY)なら、1Lotは1万ユーロになります。

また、日本円でいくらになるかは、その時点での為替レートによって変わります。

例えば

1ドル=100円

ドル円(USD/JPY)を1Lot注文したら

日本円で1Lot=100万円になります。

100円×10,000ドル(1Lot)=1,000,000円

この場合、レバレッジ25倍での運用になっているので、約4万円の証拠金が必要になります。

レバレッジは直接設定するのではなく、取引数量や担保となる保証金によって決まります。

取引する量が多いほど、為替レートの変動によって生じる利益や損失も大きくなります。

FX初心者は、できるだけ少量の取引ができるFX会社を選んだ方がいいと思います。

3.Lot数はどう決める?

適正なLot数を計算するには、用意できる資金の額や、レバレッジの倍数をもとに考えた方が良いのです。

取引可能なLot数=用意できる資金÷為替レート×レバレッジ

例えば

用意できる資金100,000円

為替レート1ドル=100円

レバレッジ5倍

100,000円÷100円×5=3,000円

つまり、3,000ドル、取引可能なLot数は0.3Lot

になります。

同じ資金と、為替レートでレバレッジを10倍にすると、

100,000円÷100円×10=10,000円

つまり、10,000ドル、取引可能なLot数は1Lot

になります。

このようにレバレッジを高めれば、取引可能なLot数も大きくなります。

しかし、FX取引初心者の方は、運用レバレッジをかけないか、最高でも3倍程度な出にし、リスクをできるだけ抑えましょう。

一般的に、実際の運用レバレッジを、3倍程度におさめておけば、証拠金不足になる可能性は低いとされています。

ちなみに、FX会社ごとに取引可能なLot数の上限も決まっています。

1Lotあたりの取引数量も、FX会社によって異なるので、そこも合わせてFX会社を選ぶ方が良いでしょう。

4.まとめ

・Lot=通貨量の単位である

・1Lotあたりの取引数量は、FX会社によって異なるので、できるだけ少量の取引からできるFX会社を選びましょう。

・取引可能なLot数

用意できる資金÷為替レート×レバレッジ


 

Lotとpips、どちらが難しかったですか♪

FX取引初心者には慣れない言葉や計算になりますが、

覚えていると大きな損失を回避できます。

取引を始める前にしっかり勉強していきましょう。

 

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