仮想通貨ファイルコイン・Baby Filecoinについて解説!

仮想通貨(暗号資産)

まずはじめに

このブログは投資やコインを推奨するものではなく、解説を目的としています。

投資や特定のコインを推奨するものではありません。

日本証券業協会の自己責任原則も合わせてご覧ください。


 

ファイルコイン(FIL)とは、2020年に最も注目を浴びたコインの一つになります。

そして上場する前から先物取引が行われていました。

上場後、すぐは2万円の値をつけていましたね。

2020年11月の時点のコインマーケットキャップでの順位は24位と上位に位置していたコインになります。

世界に革命を起こすようなコインになるかも!?と2020年当時はいわれていました。

そんなファイルコインについて解説し、2020年と2022年4月現在ではどう変わったのかを見ていきましょう。

仮想通貨ファイルコインとはどんな通貨?

ファイルコインを知るには、重要な知っておくべき技術があります。

それが「IPFS」→ InterPlanetary File System(インタープラネタリー・ファイル・システム)の略

Protocol Labs社により開発されています。

世界で主要なプロトコル「HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)」に成り代わるプロトコルであると言われています。

HTTPとは…HTML文書や画像などのデータをwebサーバーとwebブラウザー間でやり取りするために使われるプロトコル(通信規約)。

では、web3.0の時代に入り、このIPFSという技術がどう関わっていくのかを解説していきます。

webについては「web3.0とは?」で詳しく解説していますのでそちらを合わせてご覧ください。

web3.0では「非中央集権的」もしくは「分散型」と呼ばれ、そこにIPFSが深く関わっていきます。

今のインターネットの課題として

・GAFAによる個人情報の独占

・ハッキングによる情報の流出やお金の流出

・セキュリティ維持のコストが高い

・テクノロジーの進化によるキャパシティ不足

などがあげられます。

膨大なデータを管理することが不可能になりこのような問題が起きています。

これからもっとテクノロジーが進化していく上でIPFSは欠かせない技術になっていくということです。

ではそのIPFSとはなんなのでしょう。

非中央集権的な仕組みによってコストの削減と効率化を図ることができます。

つまり、IPFSとは、個人個人の使っていない「ストレージ」を貸し出すことで膨大なデータの保存ができ、尚且つコストが削減できるということになります。

この使っていない「ストレージ」を貸し出した人がファイルコインをもらえる仕組みになってるのです。

ストレージとは…データを保存していく場所のこと

これを”ファイルコインのストレージマイニング”といい、ファイルコインを手に入れる1つの方法として人気を集めています。

反対に、ストレージを借りたい時はファイルコインを支払い、ストレージを借りることになります。

仮想通貨ファイルコインの出資者がすごい!

2017年にICOで資金調達。

その時に出資できる条件がとても厳しかったのです。

総資産1億ドル以上(約120億円)の投資家、または年間20万ドル(約2,000万)以上の利益を出している投資家のみ!!
こんな厳しい条件でしたが、ICO開始から1時間で170億円を調達し、
最終的には約282億円の資金調達に成功しています。
そんなファイルコインに出資した企業
・Skype
・スタンフォード大学
・コインベース
・WINKLEVOSS
・SEQUOIA
・ANDREESSEN HOROWITZ
・DIGTAL CURRENCY GROUP
・USB(Union Square Ventures)
・Combinator
ファイルコインは上場後、6ヶ月間のロックアップ期間があったため価格がキープされていました。

仮想通貨ファイルコインの課題とは?

・通信速度問題

従来の中央集権的な仕組みであれば、1つのサーバーに対してアクセスを行ってデータを取得していたものが、ファイルコインのような分散型になると、場合によっては複数のサーバーへアクセスする必要が出てきます。

なぜなら、中央集権的な一箇所にデータを保管するのとは違って、分散型なのでデータが複数のサーバーに分けられて保管されているため、

あっちこっちにとデータが分散されているのでそれを集めることに時間がかかってしまいます。

この問題を解決するためには、ファイルコインのマイナーを増やし、ネットワークの規模が大きくなっていくことで解消できるとされています。

よってファイルコインを成功させるためには、いかにファイルコインのマイナーを増やしていくかということがポイントになってきますね。

そのファイルコインのマイナーを増やしていくためには、ファイルコインの価格の維持、または上昇が不可欠となります。

価格が下がるとマイナーが減り、IPFSの実現が叶わなくなってしまいます。

実際、マイニングが始まってすぐにマイニング報酬の分配方法に変更が加えられ、もらえると思っていた報酬のほとんどがロックアップ状態で売ることができませんでした。

ベイビーファイルコイン(BFT)とはどんなコイン?

Baby Filecoin($BFT)とは、バイナンススマートチェーン上で発行される、ファイルコイン(FIL)初のリフレクショントークンです。

リフレクショントークンとはそのコインを持っているだけで報酬が受け取れるような特徴を持ったコインのこと

Baby Filecoinは、ウォレットにBaby Filecoinを持っているだけで報酬としてファイルコインを獲得できる仕組みとなっています。

なぜBaby Filecoinを持っているだけで報酬としてファイルコインを受け取ることができるのでしょうか。

報酬を受け取ることのできる理由が、「取引手数料の分配」によるためです。

Baby Filecoinは全ての取引に、15%の手数料がかかります。

この15%の手数料をプロジェクト全体の費用として自動分配されます。

手数料15%の内訳

7%ーーファイルコインの分配

3%ーー流動性自動追加

5%ーースカラーシップ制度とマーケティング

となっています。

ベイビーファイルコイン(BFT)の特徴とは?

・BFTを保有するだけでファイルコイン(FIL)が自動で配布

・手数料15%のうち、7%がBFTホルダーに分配

・BFTを20,000枚以上保有することが条件(最低保有枚数)

・全取引の3%は自動的に流動性プールに追加(コインの価格を安定させることができる)

・初期に流動性提供されたBFTは1年以上ロック

・流動性提供されたBFTの一部はバーン

バーンとは…コインを市場から減らすこと。流通するコインを減らすことで希少性が高まり、価値が上がりやすくなる
・Certic(サーティック)による審査が進行中
(最も信頼性の高いブロックチェーンのセキュリティ機関のこと)
・全取引の5%をファイルコインとIPFSに充当することによって、web3.0の普及に貢献するとを目的としています。
・スカラーシップ制度を提供
スカラーシップ制度とは…Play To Earnのゲームに興味を持っていても、資金不足などの理由でプレーできない貧困に苦しむ人々を支援すること。ゲーム資金を出す代わりに、あらかじめ決めておいた分配率で分け合おうという制度。

ベイビーファイルコイン(BFT)の将来性は?

①FILコインの可能性

・web3.0をベースにしたプロジェクトであり、現在の時価総額は3600億円(35位)

※コインマーケットキャップ2022年4月7日現在

②データの膨張により、分散型ストレージサービスへのニーズが高まり、ファイルコインの人気も高まるのではないか

③課税により売り圧力の防止

ベイビーファイルコイン(Baby Filecoin)を取引する場合、15%の手数料の他に1%の販売手数料がかかります。

高い手数料を設定することで売られすぎないように売り圧力を抑制しています。

④コインマーケットキャップやコインゲッコーへの掲載が予定されているとのこと。

⑤CEX(中央集権取引所)上場予定。

ファイルコインを購入できる取引所

BINANCE・Huobi・coinbase・OKEX・KraKen・GEMINI

日本の取引所では購入できないので、海外の取引所での購入になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました