Solanaとは?ブロックチェーンプロジェクト

ブロックチェーンプロジェクト

まずはじめに

このブログは投資やコインを推奨しているものではなく、解説を目的としています。

投資や特定のコインの推奨をするものではありません。

日本証券業協会の自己責任原則も合わせてご覧ください。


 

暗号資産(仮想通貨)、Solana(SOL/ソラナ)は次世代のイーサリアムになるかも

と言われていたりします。

イーサリアムを超えるブロックチェーン・暗号資産とはどのようなものなのか気になり、調べてみました。

では解説していきましょう。

1.Solana(SOL/ソラナ)とは?

Solanaとは、「何十億人もの人がブロックチェーンの恩恵を受けることができるネットワークを構築する」ということになります。

世界の金融システムを民主化することを目的に開発されているブロックチェーン。

スケーラビリティと手数料の安さを併せ持つブロックチェーンです。

Solanaはレイヤー2などのソリューションが不要

レイヤー2のソリューションに頼らず、今より大勢の人が利用しても、

レイヤー1で高スケーリングを実現することができています。

レイヤー2(L2)とは…2層目のブロックチェーンのこと。

Solanaは1秒間5万トランザクションを処理することができる

Solanaの場合は、トランザクション処理能力やブロック生成速度が非常に速く、

コストも安いため、基盤となるメインブロックチェーンネットワークのみ(レイヤー1)

で処理を完結させることができます。

ビットコインは1秒間に7トランザクション、イーサリアムは1秒間に15トランザクションを処理することしかできません。

2020年のローンチでまだ少ししか経過していないが、

かなりエコシステムが拡大しており、DeFiやNFTなどで使用されているプロジェクトになっています。

稼働日:2020年3月(メインネットベータ)

ネイティブトークン(内部通貨):SOL

コンセンサスアルゴリズム:プルーフ・オブ・ステーク(PoS)

独自の特徴として:プルーフオブヒストリー(Proofof History)

Solanaは、ノード同士で通信をせずとも直近のトランザクションを承認できる

P2Pネットワークというブレイクスルーと呼べる提案を行なっています。

トランザクション性能を桁違いに向上させることができるかは、ブロック生成において

ノード同士がコミュニケーションをしていない点にあります。

ノードがリレーをせずにトランザクション承認を実現する手法が、

Proof of History(プルーフオブヒストリー)というアプローチです。

2.Solana(SOL/ソラナ)はなぜできたの?

今までたくさんのブロックチェーン、ソリューションが出てきているものの、

どのブロックチェーンもスケーリングの部分でたくさんの情報を処理することができなくなり、問題に直面しているという状態であります。

その中で、Solanaは解決策として、

ブロックチェーンの時間の流れを、みんなでノードの流れを共有しながら、

より速く安くトランザクションを処理できるブロックチェーンを作ることができないかという事でスタートしたプロジェクトです。

3.Solana(SOL/ソラナ)独自の特徴とは?

・スケーラブル:最大5万TPS(1秒間に5万トランザクションの処理)

・分散性:1000以上のノード

誰でもバリデータとして参加することができますが、今すでに1000以上のノードが

世界中に散らばっているといった状況です。

ノードとは…ネットワークに参加しているコンピュータ端末のこと。

バリデータとは…ブロックチェーンに記録されるデータが正しいかどうかを検証するノードのこと。

・低コスト:1回分のトランザクション手数料0.000005SOL

手数料はトランザクションに含まれている署名の数で変わるので、マルチシグなどを使用していなければ、現在のトランザクション手数料で処理することが可能です。

マルチシグとは…マルチ・シグネチャの略。複数署名の技術のこと。

複数の秘密鍵を割り当てることにより、セキュリティを向上させることができます。

・ブロックタイム:400〜600ミリ秒(0.4秒〜0.6秒)

ブロックチェーンのブロックがどのぐらいのスピードで作られていくかという点です。

Solanaは1秒以下でブロックを処理していけるという点が特徴的です。

ハイパーパフォーマンスを支えるProof of History

・PoH:コンセンサスの外で共通の時計を持つ点が新しい

もう少し簡単に言いますと、

例えば、ビットコインやイーサリアムでハードフォークをしましょうとなったとき、

何番目のブロックでハードフォークするというふうに、ブロックの番号を指定します。

Solanaもその点は基本的には同じですが、

ブロックチェーン上の時間の概念というのは、みんなが「何番目のブロックにきた」というタイミングをみんなで認識する共通の時計の役割的なことを果たしています。

そのコンセンサスを通じて、ブロックを作ることを通じて、時間の流れを共有していたという、他のビットコインやイーサリアムと比べて、

Solanaは「コンセンサスの外にも時計みたいな概念を持ちましょう、

みんなで時間の流れを共有しましょう」といったことをできることが新しくなっています。

・バリデータの投票によるコンセンサス形式は他のPoSと同じ

・処理が早い理由はブロックの非同期処理ができるから

ブロックを作る前に時間をみんなで共有しているので、1個前のブロックができるのを待たなくても次のブロックを作り始めることができます。

コンセンサスアルゴリズム…合意を形成する方法のこと

ブロックチェーンとは?で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

Solana(ソラナ)を支えるネーティブトークンの用途

SOL(ソル)としては、

トランザクションの手数料として使われる点と、ステーキングにも使えます。

SolanaにはSPLトークンといったものがります。

これはいわゆるイーサリアムいうERC規格みたいな形で、

SPL USDCとなると、Solana上のUSDCであるとなり、色々な種類のSOL以外のトークンもSolana上に存在します。

4.Solana( SOL/ソラナ)のこれからについて

「10億人に、ブロックチェーンの利便性を届ける」ということが目標でありゴール。

ファウダーから具体的なロードマップは示されていないが、

具体的な進め方はエコシステム内のプロジェクトを含め、みんなでどのように進めていくか考えて決めていくという風になっています。

Solana側の取り組みとしては、「分散化」への取り組みが挙げられます。

・ステークプール

1つのバリデータに自分の持っているSOLをデリゲートするのではなくて、

色々なバリデータにデリゲートできる仕組みがあります。

また、デリゲーションプログラムといって、

一定の要件を満たしているバリデータに対して25,000SOLをファウンデーションから

デリゲーションし、さらに追加要件も満たしていればボーナスデリゲーションを受けられます。

(一定の要件を満たさなくなったらデリゲーションは解除されます)

もう一つの取り組みとして、サーバー支援プログラムというものがあります。

バリデータになりたいと思った個人が、ハイスペックなノードの要件を揃えることは結構難しいので、環境を用意できるようにするための支援プログラムです。

最後にエコシステムの支援の取り組みです。

Solanaはブロックチェーンを高速で使うことができ、しかも手数料が安いという状況になっているので今後さらにSolanaを使ったアプリケーション・DAppsの数を増やしていこうとしており、ハッカソンが2021年だけでも3回行われています。

ハッカソンとは…技術的に優れているかどうかを審査員が評価するコンテストです。

ハッカソンの参加者は、審査員による評価を目的としてのみソフトウェアを作成しています。

これからもどんどん行われていくので、そういったものに参加し、プロジェクトの数を増やしていこうとしています。

また、クリエイターファンド・ゲーミングファンド・ソーシャルコミュニティファンドといったように、外部のSolanaファウンデーション以外のファンドと連携して、

Solanaを使ってWEb3.0のアプリケーションを作っていきたいという人たちの支援するという取り組みが行われています。


 

いかがでいたでしょうか♪

できるだけ完結に解説してみました。

もっと詳しく知りたい方は、

Solana公式サイト

telegram:SolanaJapan

をご覧いただければと思います。

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